エコカラットはインテリア壁材であり、家内を快適に過ごすための空気調節を行ってくれます。その働きは多孔質セラミックという非常に細かい孔を多く持つ材質が担っています。この多孔質セラミックは日本の気候に合っている「土壁」を元に考えられたもので、エコカラットには湿度のトラブル、気になるニオイ、有害な物質の軽減という三つが大きな特徴となっています。四季を持つ日本では湿度の調節がとても難しく、カビやダニの繁殖をはじめ冬に起こりやすい結露は住まいにとって大きな問題でもあります。
エコカラットは余分な空気中の湿気は吸収し、更に過乾燥は防ぐため人間の身体にもとても優しい室内環境の実現が期待できます。また生活上で発生するゴミの臭いやペット臭などの様々な生活臭も吸収し脱臭する効果があるためクリーンな空間の維持にも役立ち、これは一般住宅だけでなく介護臭が出やすい介護を行う施設や病院などにも適しているとされています。そして従来住宅の大きな問題の一つとされてきた。建材や家具から発揮される有害物質は喘息、アトピー、目や喉の痛みを伴う「シックハウス症候群」を引き起こすとされ長い間懸念されてきました。
具体的にはホルムアルデヒド、トルエンなどがその代表に挙がります。エコカラットはこの有害物質までも吸収し低減させるということから注目されています。このようにエコカラットは住む人の健康を損なわない住宅を実現するのに非常に優れた壁材と言えるのです。